16歳のある日、書き溜めた日記が自分の弾くクラシックピアノに乗せて偶然曲になった。以来本格的に作曲活動を志すように。『歌は音楽に本来不必要な詞(コトバ)をつけることだからその詞は人の心に響くものに、音がなくても心の通う詩に』。詩の詞選びにもこだわった。18歳で、ライブ活動を開始。日常体験をさりげない日本語で的確に、リアルにストーンと表現した歌詞は、行き交う人の足を止めた。『請求書』は、有線インディーチャートTOP10入りを果たす。万人が共有する体験ではない詩からもまた、あふれ出すNAOに宿した強さ、正直さが、彼らの心を奪った。23歳夏、ニューアルバムのレコーディングがロサンゼルスで行われた。憧れ、一度はあきらめた、夢の海外。「音楽は言葉や国の壁を越えた。」過去に書きとめた詩を、新たな夢や希望の風を受けた『自分』と『音』で歌い上げたこのアルバムは、まさにNAOのターニングポイントが具現化したと言える。ニューアルバムと共に、新生・渡邊奈央が始まる。